2007年9月27日、冥王星探査機・ニューホライズンズに続く2機目の矮惑星探査機としてメインベルト探査機”ドーン”がどーんと打ち上げられました。
探査目的地は、冥王星降格のどさくさで矮惑星に昇格したばかりのケレス(矮惑星なら和名が欲しいです。穀星なんてどうでしょうか。)および小惑星ベスタ(探査結果によっては矮惑星昇格のうわさも)と発表されています。
当サイトではメインベルトが”オプションパーツ”前半の舞台であったこと、および矮惑星には拘るとの方針から本探査機についてもとりあえず追っかけページを設置しました。

飛行記録&計画
2007.09.27 ケープカナベラル空軍基地からデルタUロケットにより打ち上げ
2007.10.09 イオンエンジン試運転成功
2008.11.20 イオンエンジン噴射を休止(計画通り)
2009.01.xx 火星スイングバイに向けた軌道微調整のため少しだけイオン推進
2009.02.17 火星スイングバイ成功(荒涼とした火星の大地がばっちり) ニューホライズンズの木星までで約1年と比べると目立つ遅さ!
2009.08.08 ”今のところ小惑星”のベスタに速度を合わせて接近するためイオン推進再開
2009.11.13 メインベルト小惑星帯に進入。
2010.06.29 リアクションホイール一基に異常抵抗検出のため停止させる。はやぶさも悩まされた箇所だ。長期飛行に共通の課題か。
2011.09 ベスタ着
2012.04 ベスタ発
2015.02 セレス着
2015.07 初期ミッション完了、以後未定

近場のメインベルトとはいえニューホライズンズのようにひたすらかっ飛んで行く訳ではなく、目的星毎に暫く留まることもあってかなり長期ミッションとなっています。

ドーンミッション概念イラスト
NASA dawn 公式ページ(英語)

このページは何かイベントがあるごとに更新する予定です。

*注
当サイトでは学術会議案を無視して、dwarf planetの訳は矮惑星で統一しております。
理由はdwarfとは伝説上の小人族の名から転じて小さいという意で使われる語であり、quasi,semi,sub,viceのような準じるの意は含まれないこと。
および矮の方が、"矮小化されて格下げかわいそうな冥王星萌え"という風潮にマッチしていることによります。

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