無人航路標識艦

帝國宙軍は恒星間航行計画の準備として予定航路に無人航路標識艦を投入した。
無人航路標識艦は、廃艦予定の旧式な小惑星資源収集艦を改装して製作された。
改装要領はヘッドフィギュアを撤去し大型パラボラマストを2基設置するものであった。
無人化により空いた居住区画は予備電源と推進剤タンク増設に充てられた。
無人航路標識艦の役目は航路障害物の発見と通信の中継であった。
”こけし”の頭が無く、外国人の目に触れる機会も少なかったため俗称は付けられていない模様である。
無人航路標識艦

無人航路標識艦のエンジンはイオンエンジンだけなので自航では著しい速度不足となる。
このため、全開加速した冥王星航路用の核パルス推進艦から射出して針路に配置された。
背面に設けたリニアカタパルトに乗せられて目的の方位に向け加速の後、打ち出される。
射出時の速度は光速の1%ほどであり、その後自力で得られる加速は殆ど誤差であった。
このため核融合推進の恒星間航行艦には5年先行しても半年ほどで追い越されてしまう。
このため、初期の恒星間航行では航路障害物の確認を完全に出来るわけではなかった。
それでも恒星間航行艦の探知能力が低下する初期加速時をカバーすることはできた。
皇紀200年頃は旧式艦が余剰のため、アルファケンタウリ以外の候補星にも差し向けられた。
核パルス推進艦に背負われた無人航路標識艦

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