はるかヅラ外し

脳修復技術の進捗検査では検査用獄門台に首をセットし拡大光学検査のため脳表面を光学的に露出する必要があった。

獄門台上でヅラをとった人工小脳型サイボーグ娘・はるか
検査用獄門台上でかつらを外したはるか。

未完成技術である視力改良処置では大脳皮質の局所的異常成長を人工的に起こすため頻繁な安全確認検査が必要だった。
はるかは視力が生死を分ける恒星間航行艦操舵員志望であるからリスク承知でこの処置を受けていた。
勇敢さと併せて慎重さが必要な操舵員にふさわしく、こまめに検査を受けていたことは言うまでもない。
検査のたびに剃頭・開頭作業の手間をかけることを嫌い頭部外皮はハーフスケルトン形式としていた。
顔面を除く耳より上の部分がサファイヤで被覆されており透明度と強度に優れた頭皮構成である。
俗に脳見せ頭皮と呼ばれる形式の一つであるが脳底部が見えないため人工小脳型の娘に多い。
初期の脳見せ頭皮は耐放射鉛ガラスにダイヤ膜コーティングを施したフルスケルトンが多かったが最近は透明度優先の形式が主流である。
欠点は植毛が全く不可能なこと、および耐放射性が低いことである。
このため日常はベースに耐放射ネットを織り込んだかつらを着用しており、街頭で彼女らの脳を見る機会は滅多にない。
髪型に拘る娘が多い宙軍サイボーグ兵は植毛が不可能な頭皮形式を嫌がる者が多く、素体教官以外で脳見せ娘は元々少ない。
はるかの場合は「私、坊主は嫌いじゃないから」と公言していたらしく、検査時間節約のため自発的に換装したようだ。
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