皇紀２００年記念事業　ケンタウリ計画　計画書


皇紀１９２年　４月１日　宙軍省　計画局

飛行空域
１．プロキシマ
２．アルファ・ケンタウリ
３．Red-dwarf星系 581c惑星（参考：距離克服が困難のため２００年実施は不可能。）
目的
１．国威発揚
２．可住惑星もしくは生存資源性小惑星帯の発見
３．プロキシマ付近への中間補給プラットフォーム設置
４．非可住惑星もしくは一般資源性小惑星帯の発見
５．重星系におけるEKB、オールト雲分布等の環境解明

技術的課題
１．乗員の長寿化および宇宙滞在期間無制限化
寿命目標＝１５０年（平均秒速３万`で片道４３年＊３＋α）
２．乗員への現地生殖機能搭載
生殖組織維持装置の小型化、耐真空化、高信頼化
３．核パルス推進機関
真空中で熱線発生量の割に強い爆風を生じる小型核砲弾
至近核爆発の熱に耐え爆風を推進力に変換する爆風受け

政治的課題
１．極長期または帰還困難の任務にあたる要員の人事
２．現地生殖実現時の超遠隔領土統治
３．核パルス推進機関の使用に関する外国の反発


乗員の身体構造（案）
　機器構成
生体脳（大脳のみ搭載。小脳､間脳、延髄、脊髄除去。）
頭部収納型２次生命維持装置
簡易消化装置
簡易消化・タブレット併用型１次生命維持装置
生殖細胞維持装置
酸素発生装置


　外装
頭部：人工皮膚張り金属外骨格
胴部：高耐放射装甲金属外骨格
四肢：既存肩関節･股関節マウント共通


恒星間宇宙船の構造（案）
　船体形状
前部：ヘッドフィギュア付き円錐　増結ユニット：円筒　後部：円錐台
　推進器
恒星間航行用：核パルス推進器
星系内航行用：水電離イオン式原子力電気推進４基（核パルス航行時収納）
姿勢制御・低速用：気体酸素･水素式化学推進器１６基
　増結ユニット搭載設備
重力ドラム式居住生産設備（最小構成１基）
推進用核砲弾組立設備（試運転時不要、星間航行時２基以上）
補給プラットフォーム部材格納庫（試運転時不要、星間航行時１基以上）
推進剤タンク（試運転時不要、星間航行時１基以上）

恒星間航行艦の構造（初期案）
構造図

恒星間航行艦の外観（初期案）
外観図


超遠隔地統治機構（案）
　世代スケール参勤交代制
・皇族出身総督･副総督交代パターン例
　総督　：地球出生、出発時２０歳、着任時６３歳、終生現地
　副総督：現地出生、着任時２０歳、離任時６３歳、地球帰還時１０６歳


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