皇紀200年記念事業に関する御前会議 第1回議事要旨



・恒星間航行船構造案の問題点
(1)艦橋前方に緩衝区画が乏しく物体衝突時に壊滅する危険性が高い。→前部船体形状変更、艦橋位置変更、前部に緩衝区画を兼ねた重水タンク設置
(2)長期飛行中の核砲弾劣化を考慮し、プルトニウム238は艦内生産とすべき。→重水タンク+重水炉増結ユニットの設定及び所要連結台数の算定
(3)可住惑星や大型の氷惑星が発見された場合に備え、多様な大気圏状態に対応出来る降下艇を開発すべき。→恒星間航行艦よりは開発容易と考えられるので後日立案とする。

・目的地の追加に関して
(1)プロクシマのトロヤ空域で惑星を探すべきではないか?。
→プロクシマは矮星で太陽系から近く、観測されやすいにもかかわらず惑星の存在を示す摂動がない。恒星の至近に限られる可住圏には惑星が無く、同圏外にも巨大惑星は無い。太陽系における木星トロヤの状況に鑑みれば、中心恒星がほぼ太陽2個分と太陽系より一回り規模が大きいアルファ・ケンタウリ系においてはプロクシマが木星と同様の作用を果たす可能性がある。規模が大きければプロクシマ・トロヤに存在する”小惑星”が木星トロヤのものより相対的に大きく、地球規模の氷惑星が存在する可能性もある。もし重力が十分で水の氷が多ければ、必ずしも岩石惑星でなくとも人工太陽による可住化の余地があるから、プロクシマの直近より有望ではないか?。→航行中の光学観測結果によって進路を変更する余地を考慮する。それに必要な燃料搭載量の増加を見積もる。

・目的地の状況に応じた方針の設定
(1)トロヤを含むプロクシマ空域に可住惑星または可住化余地のある惑星が存在した場合→植民地開発・統治計画→特に超遠隔地の統治方法、必要な後続船団の規模・機能
(2)プロクシマに可住惑星は無いが資源惑星が存在した場合→資源利用計画、軌道居住施設設置計画
プロクシマに惑星がなく資源性小惑星が存在した場合→同上または中間補給プラットフォーム設置とアルファケンタウリへの拡大探査計画
プロクシマに惑星も資源性小惑星も存在しないがアルファケンタウリに惑星が発見された場合→拡大探査の可否
プロクシマにもアルファケンタウリにも惑星が発見されない場合→帰還計画

・脳再改造技術の安全性
(1)人工脳幹の機能が十分か?。性感が貧弱では長期の精神安定性に問題をきたさないか。→過去の無脊髄者の履歴再調査。
(2)小脳・脳幹・脊髄除去手術の安全性はどうか?。→十分な非人実験による術式確立。


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